2013年7月13日土曜日

ヤマダ電機 顧客満足度No.1 の謎(Part1)



※2014年版は こちら です。

画像はヤマダ電機の今日の新聞折込チラシからの抜粋です。

ヤマダ電機といえばサービスの悪さで定評のあるイメージ・・・
日経ビジネスのアフターサービスランキングでも毎年常に最下
位を独占しています。
昨年11月にはその記事を自社店舗で配布していただけのケー
ズデンキを営業妨害で訴えるという暴挙に出た事でも有名です。


そんなヤマダ電機が顧客満足度第1位?

Σ\( ̄ー ̄;)ナンデヤネン


という事でちょっと調べてみる事にしました。

★メディアフラッグって?
  社名:株式会社メディアフラッグ
  本社:東京都渋谷区渋谷2-12-19
  設立:2004年
  社員:97人(昨年7月時点)
  売上:23億円
  業務:調査を基にした販売支援

 
 
メディアクルーと呼ばれるバイトの調査結果を基にコンサル
 ティングを行うのがメインのようです。
 他にもいろいろやってるので興味のある方はHPへどうぞ。

 お客さんには家電量販店もあるようです。
 

 吊POPはヨドバシっぽくみえるけど400店舗もないはず。
 ヤマダ電機だったりしたら洒落になんないよねコレ。


★2013年度CSアワードって?
 調べた限りでは昨年までは存在していませんので今年初め
 ての調査だと思われます(家電以外で昨年一部あった?)。
 調査対象と結果はこのようになっています。
 
 プレスリリースより)


プレスリリースを見るとわかるのですが母数(アンケート回答
数や覆面調査数)は一切触れていません。
しかも、この7月5日のプレスリリースは概要だけの速報です。


詳細は7月16日とあります。

普通に考えて、見知らぬ企業から『うちの調査でおたくが1位
だったよ』と言われただけで、詳細がわからないのに大々的に
チラシに掲載したりするでしょうか?



※以下は管理人の邪推です

意味も無くわざわざ速報という形で発表し、ヤマダ電機の広告
で話題作りとメディアフラッグの知名度をあげてから詳細を発
表する。
そうすれば、今年できた怪しいCSアワードでもいつの間にかメ
ジャーになり、メディアフラッグはカモ新規顧客を獲得しやすく
なります。
ヤマダ電機もメジャーな調査で顧客満足度NO.1であると広告
に掲載できイメージアップにつながります。
両社にとってはまさにWinWinの関係です。


とりあえずノジマさんは営業妨害でヤマダ電機を訴えましょう。
広告に直接順位を書いてなくてもメディアフラッグのHPへ誘導
しようという意図がある以上同じです。
まして、ケーズデンキのように自社店舗への来店者だけでなく
新聞折込チラシは(ヤマダ電機の論理だと)もっと悪質です。
まぁメディアフラッグとヤマダ電機が関係してたら営業妨害っ
次元じゃなくて致命的なスキャンダルですけど。

都合の悪い顧客満足度は訴訟で握り潰し都合のいい内容だと
速報でさえ堂々と広告に掲載する企業姿勢は疑問です。


そういえば、この会社の株主の中に広告会社の博報堂DYホ
ールディングスがいるんだけど公正な調査なんてできるの?
日経ビジネスのアフターサービスランキングが今から待ち遠し
いです。


【関連投稿】
 Part1:この投稿
 Part2:詳細判明 2013/07/16
 Part3:ちょっと分析してみると・・・ 2013/07/31
 Part4:じゃあ日経ビジネスランキングは? 2013/08/15

チラシの裏は こちら です。


2 件のコメント:

  1. <WEBアンケート 基本情報 >
    ・2013年5月13日~24日で実施(24時間回答可能)
    ・過去 1年の家電量販店利用経験をもとに、利用満足度を中心とした設問に回答する。
    ・総計2,348サンプル取得
    これをご覧になってどのように思いますか。
    問題点1 WEBアンケートの認知度。ノリスケさんはご存知でしたか。
    問題点2 2,348サンプル。覆面調査店舗数1,972店舗
    以上から考えればいとも簡単に「お客様満足度」を操作することが可能です。悪く言えば社員による誘導。信頼性のないデーターであることは明確です。メディアフラッグの名誉の為に言えば覆面調査員のデーターは客観的データーとして信頼しても良いかとは思います。これをして「お客様満足度1位」を発表するというのは、わが社はお客様に顔を向けて商売していませんでした。これから変わりませんと宣言しているように感じています。メディアフラッグとヤマダ電機の関係はないにしても誘導可能であり、信頼性に欠けるデーターを基に「お客様満足度1位」を宣伝するのは経営者としての資質を疑います。

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    返信
    1. コメントありがとうございます。

      私はヤマダ電機の広告を見るまでメディアフラッグという会社の存在自体を
      知りませんでした。

      個人的な意見ですが、信頼性の有無というのは絶対的な基準が存在しないと
      思います(主観的な判断なので)。
      内容に虚偽がなければ、少なくともこういう調査結果があるというのは事実
      なので、宣伝材料として使うかは企業の判断です。
      それを信じるか信じないかは消費者がそれぞれの価値観で判断する事かなぁ
      と・・・

      [総合第1位]にはこんな見方もあるよ、という主旨の投稿ですので一人でも
      多くの方が興味を持っていただければうれしいです。

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