2013年8月29日木曜日

X40L (XLEDIA LED電球 40W相当電球色)

LED電球としてはそこそこ知名度があるのに会社概要についてよく
わからないXLEDIA社の製品です。



密閉器具対応、調光器具には対応です。

社名(ブランド名)の由来は以下の3つを組み合わせたそうです。
 X:LED技術開発に対する飽くなき努力
 LED:当社で初めて商品化されたLED電球「X10」シリーズの意味+光源
 PEDIA:多くの知識や方法の集合
台湾メーカーらしいのですが・・・素性がさっぱりわかりません orz



■仕様■
光束:485ルーメン
色味:電球色
寿命:40,000時間
電力:7.4W




寿命は40,000時間ですが保証は2,190時間・・・5.4%です。




内側に隙間のある放熱フィン、TTR技術?が使われてるそうです。

TTR(トンネル熱阻)技術
 XLEDIA社がそう呼んでいるだけで一般的な名称ではありません。
 この技術はサーマルトンネル効果を利用して空気分子を放熱
 から逃がしLED発光体で生まれた熱を効率的に放出させる。
 この技術によってLED照明器具の温度を15℃下げ重量を60%
 減らすことに成功しました。
 しかも消費電力が高いほどTTRの冷却効率は上がります。



PSE対応らしい。



注:購入した個体の結果であり販売されている製品が全て同じとは限りません。
  また、内容はあくまで1消費者としての個人的見解です。
  分解は危険を伴いますのでマネをしないでください(万一分解したら絶対に使用しないで!)。
  万一事故・損害が発生しても一切の責任は負いかねます。

では早速破壊分解スタート、カバーをグリグリ・・・
全周ぐるっと接着剤で固定されていました。

LEDは素子2×6個直列の12素子、モジュール電圧は38Vでした。
見た目はちょっとくすんだアルミなんですが、アルミニウム・窒素アル
ミニウム・窒化ホウ素・酸化ベリリウム等の新素材らしいです。

これだけの面積があるのにLEDをセンターに密集させてるのは白熱
電球と同じ点光源に近づける為?



ネジ4ヶ所を外すとLED実装板が外れました。
ネジ周囲に微量のグリスが塗布されているようですがあまり効果が
あるような使い方には見えません。
形状的にもケースとの接触部が少ない為、熱伝導は良くないです。

中央を見ると・・・久々の樹脂充填品か!?


ソケットをグリグリ。


ソケットを外したら黄色いリング状の部品も取れました、すると内部
の筒状ケースがスポッと抜けました。






さぁ発掘だ!




基板の表面、ガラエポっぽいです。


複数の種類の製品で基板を共用しているようです。




基板の裏面です。


浩陽半導體股份有限公司(HAWYANG SEMICONDUCTOR CORP.)
台湾メーカーのようですね。
部品だけでなくモジュールやLED電球そのものまで製造してるらしい。


安全部品としてヒューズ・バリスタが付いています。
パターンに不自然な部分が見受けられますが共用しているからかな?
設計・実装面で特に気になる部分はありませんでした。

放熱に関しては、TTRとか名前を付けていますがLED実装板とケース
の接触部が少ないので熱伝導が良くない気が・・・
と言っても使用を躊躇う程のものでもないでしょう。


放熱の説明が胡散臭いのと会社の情報が全くわからないので個人的
に使うかと聞かれればNo!ですが、人の使用を止める程でもない。
仕様と価格を他の製品と比べて、あとはお好みでどうぞ。


分解前の消費電力・温度測定結果は こちら です。

電球関連の総合リンクは こちら です。


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