2015年2月10日火曜日

MU111i-E17-27K (MEGAMAN 電球型蛍光灯 60W相当電球色)



メーカー:株式会社ケーエスシー
型  名:MU111i-E17-27K


E17口金、調光は対応ですが密閉器具は記載がありません。



■仕様■
光束:700ルーメン
色味:電球色
寿命:15,000時間
電力:11.0W
温度:-10~40℃






珍しいパッケージですね、底が塞がってません。







蛍光管はM字型2本をU時型で挟んで全部を繋げた形状です。







KSC LTD. と社名が印字されています。

が、消費電力測定の投稿でも触れたように実は

曼佳美(香港)照明電氣設備有限公司(Neonlite Electronic & Lighting (HK) Ltd.)

という中国メーカーの製品(MEGAMANブランドもまんま)です。
株式会社ケーエスシーは輸入してるだけなのですが、パッケ
ージには「輸入者」とは記載されてません。



ちょっと変わった作りの口金ですね。



これも消費電力測定の投稿で記載しましたが、点灯直後はか
なりムラがあります。




5分も経過するとちゃんと全体が発光するようになりますが・・・



重さは実測値で54.6gです。

あれ?

昨年消費電力測定の投稿をした際に確認したHPのスペックだ
と84gと記載されてましたが・・・と思って再度確認すると、いつ
の間にか修正されていました。

注:消費電力測定の投稿に貼付したスペックは前のVer.のままです



 Attenntion 
あくまで投稿時点における購入した個体の結果であり販売されている製品が全て同じ
限りませんし、内容はあくまで管理人個人の見解にすぎません。
さらに、製品分解はメーカーが認めておらず保証外になる上に非常に危険ですからマネを
しないでください。
管理人は一切の責任を負いません。

ではさっそ・・・く?


これまで分解した電球型蛍光灯は基本的に樹脂ケース部に口
金を被せてかしめていました。
でもこの製品は口金が内側に入っているので、根元に力をか
けるとこんな感じでベキッと割れました。


ケース部の取り外し完了です。


ん?

なんと口金と基板の片極をフレキシブル基板で接続してます。



フレキシブル基板は携帯電話のヒンジ部分など屈曲が多い場
所に使われるのが一般的ですが、完成後1度たりとも屈曲す
る可能性のないこんな部分に使う意図がわかりません。
というかフレキシブル基板ってACラインに使っていいのかな?
管理人のイメージでは信号線としか思ってなかったもので・・・


蛍光管からの線の接続も今までに見た事がない方式ですね。


先割れ樹脂ピンに線を差込み、基板の穴に突っ込んでいます。
基板側は穴の周囲を金属で端子化してます。


電解コンデンサは基板に寝かせてる方だけ樹脂キャップ付き。


おぉ、電解コンデンサはPanasonicの130℃品を使ってます。
ただ、このTCというのはPanasonicのHPで見つかりません・・・





こいつの素性がわからない orz

130000407AHが型名のLEDドライバーらしく、中国の電子部品
流通サイトなどで販売されてるのは確認できたのですがスペッ
クがわかりません・・・








上からです。



基板の裏面です。


蛍光管からの線が刺さってた穴です。


子基板の足です。



基板を取り外すと樹脂ピンが露出しましたが、まだ下に何かあ
りそうな感じです。



ちゃんとガイドの切り欠きをつけてたんですね。




安全部品としてヒューズがあります。
フレキシブル基板・子基板・ピンの挿入方法など、これまで見て
きた電球型蛍光灯と設計思想が異なるような印象を受けます。
子基板に表面実装品を集める事でメイン基板の表面実装をなく
し空間的な余裕もできている点は理にかなってますね。

管理人的にはフレキシブル基板を使ってるのがちょっとびみょ
~というか、全く屈曲しない上にACの電源ラインで使う事に違
和感があるのですがあくまで管理人の主観の問題です。
他は非常によく出来ていますし実装でも特に気になる部分はあ
りませんでした(メイン部品の素性がよくわかりませんが・・・)。

今回購入した価格を考えると、ホームセンターなどで販売したら
結構売れそうな気がします。


分解前の消費電力・温度測定結果は こちら です。

電球関連の総合リンクは こちら です。


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