2013年7月18日木曜日
扇風機用保冷材に危険はないのか?
夏真っ盛りで暑さ厳しい今日この頃、東日本大震災以降節電
を謳う商品も多々ありますが、偶然見つけたのがこちらです。
アイストーン(扇風機用冷風装置)
発想としては扇風機の吸気側に冷凍した保冷材を置く事で風
を冷たくしようというもので、理屈としては間違ってません。
複数の通販で販売されているのを確認しましたが、出所は
会社:アルファ工業株式会社
住所:兵庫県三木市平田659-39
のようです。
ただ会社の詳細がさっぱりわかりません・・・
気になって調べてみたら他にもありました。
ひえひえくん
形状の類似性からすると両者はどっちかがパクったかどっちも
同じ委託先なのかな。
会社:エッチ・エヌ・ビー販売株式会社
住所:大阪府大阪市城東区放出西2丁目12-82
設立:2012年
社員:5名
どうやらホノベ電機が設立した販売会社のようです。
会社:株式会社ホノベ電機
住所:大阪市城東区古市3丁目16番28号(本社)
住所:大阪市城東区古市3丁目16番28号(大阪営業所)
設立:昭和51年
社員:15名
本社と大阪営業所の住所が一緒ですね
こんなのもあります。
冷たいよう
ヤマノクリエイツという会社の製品らしいのですが、検索する
とどうしても山野楽器にたどり着いてしまいます。
まぁ他にもこういう製品はいろいろあるのですが、
非常に危険なのでリスクをちゃんと見極めて使うべきです
まず、冷凍してるので当然ながら結露します。
アイストーン・ひえひえくんとも結露水受けを付けているのです
が溜まった水は捨てるまでそのまま、扇風機にちょっとぶつか
ったりすると水がこぼれます。
しかも、結露水受けがあっても使用中は全体的に結露してい
るので何かのはずみで結露水が扇風機にかかる可能性があ
ります。
扇風機は防水ではありません。
内部に水が浸入し電気回路やモーターにかかればショートし
ます。
運がよければブレーカーが落ちて犠牲は扇風機だけですが
最悪の場合火花→発火に至るでしょう。
ちなみに、もし火災になっても結露が原因と特定するのはム
リだと思いますし、まして損害賠償は難しいでしょう。
そもそも死んじゃったら元も子もないですし。
さらに、障害物で風の通りを悪くするから風量が減りますしモ
ーターに余計な負荷をかけます。
特に前方設置だと顕著なので注意が必要です。
冷たいようの説明に「温度が下がる事が認められています」と
ありますが、密閉空間で他に熱源がない実験条件ですから。
しかも風量については一切触れていません。
扇風機自体にそういうオプションが付いているならともかく、後
付けの場合は『扇風機側はそういうものが取付けられる事を
想定してない』という点に注意が必要です。
※この投稿はあくまで個人的な見解であり推測です。
また、製品についてはネット上の情報のみで構造を判断していますし実際にこういう製品
で事故が発生したのかについても確認していません。
最終的に使うか使わないかは自己判断・自己責任でお願いします。
身近な危険に備えるは こちら です。
(トップ画像:NITE(独立行政法人 製品評価技術基盤機構))
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