2013年7月25日木曜日
LDA12L-H/D (三菱電機オスラム LED電球 PARATHOM ??W相当電球色)
密閉器具非対応、調光器具対応です。
★三菱電機オスラム株式会社
三菱電機がドイツのオスラム社と合弁でつくった会社です。
この会社は販売専門で、製造専門会社としてオスラム・メ
ルコ株式会社も同時期につくってます。
ちなみに、このメルコはPC周辺機器メーカーのメルコとは
無関係です(Mitsubishi ELectric COrporation)。
ですが、昨年合弁を解消し三菱電機側に吸収合併された
為に消滅してしまいました。
よって、今後MITSUBISHI/OSRAMの新製品はありません。
■仕様■
光束:810ルーメン
色味:電球色
寿命:40,000時間
電力:12.0W
パッケージに書ききれなかったのか、説明書が入ってます。
独特の形状ですね。
しかも、見た目のインパクトだけでなく放熱を考えても単純
な電球型より理にかなった構造です。
照度はこんな感じです。
注:購入した個体の結果であり販売されている製品が全て同じとは限りません。
また、内容はあくまで1消費者としての個人的見解です。
分解は危険を伴いますのでマネをしないでください(万一分解したら絶対に使用しないで!)。
万一事故・損害が発生しても一切の責任は負いかねます。
では早速、カバーをグリグリ・・・
4ヶ所の爪で固定されていました。
矢印の2ヶ所はカバーが回転しないよう本体に刺さる構造。
カバーに赤で落書きしていますが、この線に沿って継ぎ目の
ように線があります。
金型の構成の問題だと思うのですが・・・
消費電力測定の投稿にも記載しましたが、LEDはこんな風
に赤と緑を交互に各6個配置した構造のようです。
このモジュールには電圧が31.6Vかかっていました。
セラミック基板にLEDを実装しているようですね。
!?
なんでLED電球に分解防止ネジ?!
手持ちにこれに合うビットがないのでとりあえず強引に・・・
あれ?
てっきりこのプラスチック部品で押さえてると思ったのですが
LED実装板は接着剤で固定されているみたいです。
周囲に塗布されているのはシリコン系の樹脂っぽいですが、
目的はよくわかりません(光の反射を考えた?)。
仕方ないのでソケットをグリグリ・・・
・・・嫌な予感が
やはり樹脂充填か・・・ orz
ん~・・・なんか中途半端な充填量ですね。
基板の半分位しか埋まっていません。
ソケット側を下にして樹脂を流し込んだようですが、何か
意図があってこの量にしているのなら芸が細かい。
基板固定の為?
この部品は一体成型のアルミ系合金です。
LEDの熱を拡散させる形状としてはとても良くできています。
さぁ発掘だ!
思ったより柔らかい・・・シリコンゴム+ウレタンみたいな?
基板の表面、コンポジット基板っぽいです。
メイン基板に子基板を突き刺した2枚構造です。
子基板です。
Atmelのフラッシュマイコン搭載か!?
基板の裏面です。
この製品はオスラム社が製造したものに三菱の名を付け
て販売しているだけです。
分解防止ネジを使っている時点で日本メーカーではないと
思ったのですが使っている部品も設計思想も全く違います。
結局LED実装板は外せませんでした・・・ ( ̄Д ̄;)
どんだけガチガチに接着してるんだ!?
光色の作り方はちょっとどうかと思いますが、実装品質や
パターン、使用部品については何も問題ないようです。
というかすごい良くできて・・・でき過ぎています。
分解防止ネジまで使ってるのは驚きです。
製品の安全に対する厳しさはEUの方が上のようですね。
こうなってくると、とにかく安い中国メーカーか高くて安心の
欧州メーカーという住み分けになって中途半端な日本の
メーカーは駆逐されてしまいそうな気がするんですが・・・
なお、この製品に限らないですが調光の理屈上どうしても
調光器具で使う場合はチラつきます(パッと見でわかるほ
どではないですが)。
それでも電圧でふらついているパナソニック製よりマシな気がしないでもない・・・
オスラムのHPで探したのですが、全く同じものは掲載さ
れていませんでした。
既に生産してないか、これをベースにして日本向けをつく
ったかだと思います。
(PARATHOM CLASSIC A advanced)
分解前の消費電力測定結果は こちら です。
電球関連の総合リンクは こちら です。
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