消費電力測定の投稿にも記載しましたが、なんとこの製品は箱を
流用するという信じ難い事を平然としています。

よくみると、シールの下に4W・5W・6Wとか電球色・白色
という表示が見えますね。
箱の中にはブリスターパック、でもスカスカで明らかにサイズが変。
ホッチキス・・・最初から片方外れています。
反対側はちゃんと閉じてあります。
箱にあった製品の絵と明らかに異なります。
製品自体には印字や捺印の類は一切ありません。
ケース部はプラスチックですが、精度が悪く表面が凸凹です。
100円ショップの製品でももうちょっときれいですが・・・
良く見るとケースとカバーの間に隙間があります。
精度が悪い上に組み立ても酷いようです。
ケースのスリットから中が見えます。
質量表示がなかったので実測しました。
注:購入した個体の結果であり販売されている製品が全て同じとは限りません。
また、内容はあくまで1消費者としての個人的見解です。
分解は危険を伴いますのでマネをしないでください(万一分解したら絶対に使用しないで!)。
万一事故・損害が発生しても一切の責任は負いかねます。
カバーは接着剤で固定されていましたが、隙間があったおかげ
で簡単に外す事ができました(矢印はケースへの固定ネジ)。
ん?

4W-36LED RVE:B 2010-12-23
この製品は2010年12月生産のようです・・・2年以上前ですね。
パターンはこんな感じです。
素子1×36個の36素子、モジュール電圧は9.56Vでした。
カバーの内側、ちょっと凸凹に模様がつけてありますが、光学的
な計算によるものでしょうか?
ケースへの固定ネジ3ヶ所を外したらLED実装円・・・板・・・が・・・
裏面にヒートシンク・・・この発想はあったけど市販品でやるとはねぇ。
今までで一番分解が楽です。
このネジを外すとヒートシンクが取れますが・・・ちょっと曲がってるし
組立てが非常に雑です。
グリスが塗布してありますがちょっと中途半端です。
基板小っさ!?
熱収縮チューブで絶縁しています。
基板の表面、ガラエポっぽいけどとにかく小さいです。
電解コンデンサは見た事がないメーカー・・・
400V4.7μFですがスペックがわからないので寿命不明です。

基板を横から、電解コンデンサの下にICが見えますね。
ん?
バッテリーチャージャー向けのものをなぜLED電球に使用してる
のでしょう・・・まぁ悪いってわけじゃないけどさぁ。
基板の裏側です。
倒してあったトランジスタを起こしました。
見た目もサイズも違う製品の外箱をそのまま流用する企業
姿勢だけでも個人的には論外です(だったら全部無地の箱
にすべきです)。
しかも、消費電力測定の投稿にも少し記載したように
_R.jpg)
商品名は4W、でも画像は3Wになっています。
そしてメーカーページを見ると

光束も消費電力もどれが本当やねん!
ちなみに、他製品の流用なのでどうせ無意味ですが、外箱に
はシールに印字された3.5W以外の仕様は記載されてません。
製品は組立も構造も雑、実装は部品点数が少ない事もあって
特に問題は見受けられませんでした。
ヒートシンクを貼り付ける構造にしたのは、プラスチック成型の
ケースとカバー以外を汎用品で揃えられる為でしょう。
確かに初期費用が安く抑えられるとは思います。
ただ、これたぶん熱設計とか何も考えてなくて「これでいけそう」
って感じでつくった気がします。
Amazonでは
参考価格
となっていますが3,000円で販売した事ないのでは?
だってこんな製品が3,000円で販売できると思えませんから。
分解前の消費電力・温度測定結果は こちら です。
電球関連の総合リンクは こちら です。
株式会社プラタの謎は 準備中 です。
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