2014年1月2日木曜日

YPZ-??? (宁波三杰灯业有限公司 CIXING 40W型電球型蛍光ランプ 昼光色)

こちら の通り入手経緯からしてグダグダなこの製品・・・
結局AmazonマーケットプレイスのASH-BRANDからは回答す
るというメールから2ヶ月経過するも音沙汰はありませんでした。

という事で、もう待つ意味もないのでさっさと分解してしまいましょ。











箱は購入して到着時からボロボロでした・・・もうこの時点で怪し
さ爆発ですね。




ソケット部固定の方法もいいかげんですね・・・






本体ケース部は白い光沢樹脂なんですが傷や汚れがいっぱい。


正体が判明してないのですがおそらくはコレではないかなぁと・・・




注:購入した個体の結果であり販売されている製品が全て同じとは限りません。
  また、内容はあくまで1消費者としての個人的見解です。
  分解は危険を伴いますのでマネをしないでください(万一分解したら絶対に使用しないで!)。
  万一事故・損害が発生しても一切の責任は負いかねます。

では早速破壊分解スタート、まずはいつも通りソケットをグリグリ。


ケースをバキバキ・・・


基板を持ち上げてみると、蛍光管からの線が穴から出ています。


穴がいっぱいなのは共用してるからなのか自由度の為なのか。



基板の表面ですが・・・電解コンデンサの向きがなんか変ですね。


黄色く囲んだ部分を見ると、そもそも電解コンデンサを並べて
設置できる距離になってません。

斜めになってるのは設計通りのようです・・・

足を伸ばして上に逃げるのはよくあるけどこんな無理やりな実
装は見た事がありませんね。







よく見るとここにも電解コンデンサが隠れています。


あれ?



電解コンデンサにもCIXINGの文字がありますね。
でも宁波三杰灯业有限公司って電解コンデンサ作ってないっぽ
いんだけど・・・部品メーカーにわざわざロゴいれさせてるの?


蛍光灯との接続部分、日本メーカー製に比べてピンへの巻きが
雑で巻き数も少ないです。
まぁちゃんとピンを立ててるだけパナソニックよりマシだけど・・・



基板の裏面、赤く囲んだ部分がACラインです。
あ、ちなみに基板は紙フェノールです。



電解コンデンサの実装だけでもアウトなレベル。
作業指示がああなっているなら設計も工程管理も全部ダメ・・・
さらに、電解コンデンサをアクロバティックな配置にしながらも
抵抗やダイオードは普通に実装しているので結果的に基板の
スペースぎりぎり、余裕がないので部品同士が密着しています。
部品の発熱を考えてないのかと疑いたくなるような配置です。

逆に言えば全て電解コンデンサに起因するので、ちゃんと実装
(足を伸ばして絶縁カバー付ける)してれば深刻な問題は見当
たらないとも言えますが。

という事でこの製品はオススメしません。

今回はこちらが消費電力を測定した事で注文した製品と異な
る事に気づきましたが、普通消費電力測定なんてしません。
そういう意味では、品名を明記してない製品は不安があります。


分解前の消費電力・温度測定結果は こちら です。

電球関連の総合リンクは こちら です。


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