メーカー:株式会社MonotaRO
型 名:MLDA7L-26
寿命は一般的な製品より劣っている上に中国製なのに「日本
一」を名乗る、管理人的にはネタとしか思えない製品です。
■仕様■
光束:500ルーメン
色味:電球色
寿命:30,000時間
電力:7.0W
消費電力の投稿でも記載しましたが、一般的なLED電球と比
べると推奨温度範囲の上側が+5℃、寿命が-10,000時間
になっています。
ケースはアルミ系の金属製ですが、表面に品名などが印字さ
れています。
日本語の漢字もきれいに印字されていますがフォントが変です。
120812と印字されていますが製造ロットかな?
海外メーカーから製品を買ってき自社の箱に詰めただけの似
非自社ブランド品は製品に印字がないのがほとんどです。
そういう意味ではこの製品は評価していいと思います。
でも「日本一」は印字してないんですね。
Attenntion
あくまで投稿時点における購入した個体の結果であり販売されている製品が全て同じとは
限りませんし、内容はあくまで管理人個人の見解にすぎません。
さらに、製品分解はメーカーが認めておらず保証外になる上に非常に危険ですからマネを
しないでください。
管理人は一切の責任を負いません。
E347474 LDB-01と印字があります。
LEDは素子1×(7個直列×2列並列)の14素子、モジュール
への供給電圧は23V(実測値)でした。
表面をよく見ると何か付着しています。
半田付けする際にフラックスが飛散したのかな?
LED実装円板上のネジ2本を外すと・・・アレ?
中身がスルっと抜け出ました。
形状的にも内部を見た感じでも一体成型ではなさそうです・・・
押したらこんな感じで分離しました。
接合部に接着剤やグリスは塗布されていませんでした。
ネジはLED実装円板の固定も兼ねています。
カバーを固定する為の接着剤がLED実装円板の固定も兼ねて
いるかな?
抜け出た内部樹脂ケースは角型、蓋は爪で固定されています。
引っぱっても抜けないのでソケットをグリグリ・・・
ソケット側の線をカットしたら基板が抜け出てきました。
基板の表面です。
作りに安物っぽさは感じられませんが、MOS-FETと電解コンデ
ンサの位置が近いのがちょっと気になります。
E201516と印字があります。
基板の裏面です。
iW3620はiWatt Inc.というアメリカの会社の製品なのですが、
この会社は昨年7月イギリスのDialog Semiconductorに買収
されているようです。
基板の入ってたケース、ガイドがないので固定されてはなかっ
たようです。
安全部品としてヒューズとバリスタがあります。
MOS-FETの位置が気になったものの、パターンも実装も特に
気になる点はありませんでした。
使われている部品を見る限りでは保証温度を5℃上げて寿命
が10,000時間も減っている理由がわかりません。
という事はLEDの仕様によるものなのか、製造メーカーの仕様
がそうなってるだけなのか・・・
ちなみに、株式会社MonotaROは自社で製造してません。
「日本一」というには程遠いですが、製品としてはまともです・・・
胡散臭いメーカーの寿命40,000時間のLED電球を使うよりは
安心して使えるかも知れません。
なお、この製品は点灯時に耳を澄ますとかすかにですが「ジ
ー」という音が聞こえます。
寝室などで使う場合は気になる可能性があるのでご注意を。
分解前の消費電力・温度測定結果は こちら です。
電球関連の総合リンクは こちら です。
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