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2014年3月25日火曜日

ネオテス株式会社(グレートチップジャパン) の謎



社  名:ネオテス株式会社(グレートチップジャパン株式会社)
      (旧社名:株式会社テクノリウム)
      (旧屋号:エンゼルソフト)
本  社:東京都中野区野方5-30-4矢島ビル2F
設  立:平成21年
資本金:2,000万円
代  表:牛嶋昌和
売  上:4千万円
事  業:液晶関連電子部品・照明器具用インバータ・通信機器等



まずは先日この製品を購入した店舗から(Amazonマーケットプレイス)
何故メーカーではなく店舗なのかというと、分解投稿において
製造メーカーが台灣松尾股份有限公司だろうと推測してます。
でもパッケージには記載がなかったので店舗から始めました。

注:今更ですが、題名の〝謎〟はゴロがいいからだけです・・・



http://www.suncohdo.com

PSEマークの位置を問合せたけどお返事がいただけませんが
、それが理由で取り上げるわけではありませんョ。


商品ラインナップの内LED電球は2種類ありますが、型番がな
いし赤く囲んだAmazonリンク以外はリンクもありません。


つまり、HPでは仕様が確認できません・・・(コレ購入しました)

「三光堂・地球電球本舗はネオテス(株)のEC-ショップとの
記載があるので、三光堂・地球電球本舗は屋号でしょうか?



という事で、ネオテス(株)のHPを拝見してみましょう。

http://www.tlm.co.jp


冒頭の会社概要はこういう経緯で記載しています。

CCLF関連の会社で特許もいくつかもっておられるようですね。
社名がいっぱいあります。
売上高が4,000万円と記載されていますが、事業内容を考え
るとこの売上高では会社として存続できない気がするのですが
誤植でしょうか?


【会社沿革(テオテス(株)HPの内容を基に作成)
 1988年04月:エンゼルソフト(屋号)として基板設計・ソフト開発
 1991年06月:(有)エンゼルソフト
 1996年01月:(株)テクノリウムに社名変更
 2005年03月:グレートチップ・ジャパン(株)に社名変更
 2009年02月:日本サンチップ(株)と業務統合
 2009年07月:ネオテス(株)設立
 2009年07月:グレートチップジャパン(株)から業務移管

社名がいっぱいある理由はこれでわかりました。
グレートチップジャパン(株)が現存してなさそうなので、テスコ
ム(株)を作って業務移管して潰したって事でしょうか?


★日本サンチップ(株)
 台湾メーカーのインバーターを扱う商社でした。
 
 台湾メーカー → 日本サンチップ → 富士電機子会社 → 日立 → DELL

 で納入してたのですが2001年に商流から外されています。
 経緯については、ネオテス(株)のHPに今でも当時の証言書
 なるものがpdfファイルで公開されています。
 中に「裁判の証拠として要求されれば持ってる情報を証拠提
 出する用意がある」との記載があるので訴えたのかな?

 全文転載すると問題なので、気になった最後の部分だけです。
 

 失利益  失利益
 ります  ります

 会社が裁判に関連して公表した資料なんだから誰か事前に
 チェックしなかったんでしょうか?


実はネオテス(株)の沿革には記載されてない内容があります。

【会社沿革(追加)
 2001年04月:富士電機子会社を特許侵害で民事告訴(敗訴)
 2012年04月:アメリカで韓国サムスン電子を特許侵害で民事告訴

2001年、日本サンチップ(株)が商流から切られた3ヵ月後
オテス(株)(当時は(株)テクノリウム)が富士電機子会社(同じ会社
)を特許侵害で民事告訴しています。
(損害賠償だけでなく輸入・販売の差し止めも要求しています)

報復のようなタイミング・・・と見えなくもない


ちなみに、日本サンチップ(株)の住所(東京都中央区日本橋小
網町18-3日本橋NSビル)なんですが、

(財)金属系材料研究開発センターデータベースより)

(株)テクノリウムと住所が同じです・・・
ひょっとして日本サンチップ(株)の証言書は、特許侵害で訴え
た裁判のものかな?

つまり商流切られた報復に相手を訴え、取引してた時に入手
した情報の証拠提出をチラつかせながら商流戻せと脅してる
ように受け取れるのですが・・・
さすがに10年以上も前だから判決内容しか見つかりません。
実態については確認のしようがないのでここまでです。


2012年、サムスンを訴えた時は結構話題だったようですね。
日本人の個人発明家が特許侵害でサムスン電子を提訴とい
うのは何となく記憶があります。
今でも検索すると当時の報道やら関連するブログなどいろい
ろ見つかりますが、基本的に好意的な見方がほとんどです。
結局この裁判はどうなったんでしょう?
ネオテス(株)のHPには何も記載はありません。


正直なところ、いろいろ調べた感想は

ドクター中松氏と同じ類の方?

CCFLって原理的には用途次第でまだLED電球より優位性が
あると思うんですが、権利関係がごたつくと普及しないという
のはよくある話です。
もったいないですね・・・

こちらこちら を拝見する限り、正当性がどちらにあるかは
別にして、とりあえずお付合いはしたくないなぁと思いました。


 Attenntion 
この投稿は、公開時点で一般的に閲覧可能なネット情報などを基にしています。
できるだけ信頼できる〝と思われる〟ソースを引用しようと努めていますが真偽の保証はありません。
また、全ての内容は個人的な推論でしかないので誤っている可能性もあります。
内容に関し一切の責任を負えませんので当ブログを根拠とした誹謗中傷はくれぐれもお止めください。


分解前の消費電力・温度測定結果は こちら です。

分解投稿は こちら  です。

電球関連の総合リンクは こちら です。


5 件のコメント:

  1. あれあれ、弊社のこと、お店のこと、昔の会社のことなどいろいろとご興味を持たれたみたいですね。
    面白いのでご質問になんなりとお答えしましょう。
    そこでお願いなのですが、基本的にこのコメントはオープンとして皆様に見てもらえる状態にしておいてください。
    とりあえず、PSEの件はそろそろ付けられるようになると思います。もともと輸入日が2012年7月以前に輸入した在庫を譲ってもらったので、製造元にどうするか相談が必要でした。これはPSEの穴ですね。
    その他店のこと、裁判のこと、NTTのこと、個人が大企業と戦うのはたいへんなことなので、その辺のところを念入りにご質問いただきたいと思います。

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    返信
    1. コメントいただきありがとうございます。
      このコメントが当事者の方からなのか判断しかねますしここを議論の場に
      するつもりもないので以下のように記載させていただきたいと思います。

      まず、PSEについては2012年7月以前の製造品は対象品となりません。
      実際問合せしたほとんどの会社から「2012年7月以前の製品だ」と回
      答を頂戴していますがそれはそれでいいと思います(というかそれ以上回
      答のしようがないと思います)。
      PSEの穴だというご指摘は全くその通りですがまぁそういう制度ですから。

      次に、この投稿は一般的に入手できるネット上の情報を基に個人的な推測
      を述べています。
      個人媒体などを避け、できるだけ当事者や自治体など信用〝できそうな〟
      ソースを使うようにしてますが、個人で裏づけ調査できるわけでもないの
      で触れられるのは会社概要や沿革程度です。
      逆に、仮に当事者の方から大企業を相手に戦った武勇伝や貴重な苦労話を
      お聞かせいただけたとしても裏づけ調査できないので真偽を判断できませ
      んし、内容的に深入りするのは主旨ではありません。
      じゃあなんで訴訟の話まで?と聞かれれば、会社沿革を語る上で必要と判
      断しただけです。
      (HPの内容は投稿作成時に拝見しております)

      どういう経緯でこんな場末の便所の落書きみたいなブログをお知りになっ
      たのかわかりませんが、私的にはこの投稿は公開時点で完結しており特に
      質問事項はございません。
      ただ、個人の推測に過ぎない旨の注意書きは明示しておく方がいいかなと
      思いましたので他の会社の投稿も含めて順次手直しする予定です。
      貴重なコメントをいただきましてありがとうございました。
      (別に頂戴しているコメントについても後ほど返信させていただきます)

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    2. いやいや、本人当事者ですのでご心配なく。
      http://blog.livedoor.jp/neotesla/
      私も個人blogでは辛口なこと勝手なことを気ままに書き込んでいますから似たようなものだと思っていますので、今までどおりマイペースで気になさらないで辛口ページをお続けください。
      参考までに、三光堂は私の実家の商店が閉店したものを屋号だけ引き継ぎ、友人が商品を扱いたいというので開いています。現在の担当責任者は友人です。
      会社の変遷は以前に一流メーカーと取引アカウントを開いていたので、正式な事業継承を行わないと部品の採用をしてもらえないという都合があり公開しているものです。

      ある時期台湾に会社ごと売却したのでそのオーナーがいろいろと買収合併を繰り返し、撤退して今に至る(これはグチですが)とまあこんな具合です。
      LEDに関しては市場にだいぶ怪しいものが出回っているもようで、皆おしなべたようにフライバック回路を使っています。
      フライバック回路は輻射電界強度が規制値ぎりぎりだったりオーバーしていたり、もし話題になさるのであればそのあたりも実測して公表していただけると面白いと思います。
      参考Blog エンジニア徒然草:LED電球から怪しい電波が
      http://mitaka1954.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/panasonic-led-l.html
      台湾のフィリップスからフライバックではない、電流共振というものが出ています。
      輻射電界強度は余裕で-30dB以下という優れものです。そのうち分解写真を公開しようと思っています。
      個人的にはLEDフライバック回路は全滅すべきと思っています。

      削除
  2. 公開ありがつございます。
    どうせ分解するのであれば半田のつやについても言及してほしいかったですね。
    他社によくある錫銅半田(安物)ではありませんよ。でも、私が設計したものではありません。

    ところで、訴訟の件につきましては米国にはラッチエスの法理というのがあって、検索してみていただきたいのですが、英米の衡平法(equity law)には、『自らの権利を行使しようとせず、「権利の上にあぐらをかく」ことで適切な時期に権利行使を行わなかった者を救済しない』となっているのですね。
    特許侵害されたら訴えるのが原則で、放置したら権利を失うに等しいとされています。
    この辺、日本は大人の対応ぶって、侵害されても訴えずとか言いながら、日本メーカーは多大な利益を失ってその結果日本国民を貧乏にしています。日本人は考え直さなければいけないと思いますよ。

    この点ぜひ、中年男さんもコメントお願いします。

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    1. コメントありがとうございます。
      つやで成分を判別できるほどの知見がないのでご容赦ください。
      チラつきがあるように見受けられますが、作りとして悪いとは思っていま
      せんしそういう投稿にしたつもりです。

      特許については門外漢ですし、日本のメーカーが「侵害されても訴えず」
      だという事例も記憶にないので具体的なコメントは難しいです。
      個人的には、何でも訴訟するアメリカ社会では結局弁護士が儲かってるだ
      けなので見習うべきとは思いません。
      必要なのは訴訟を推奨する事ではなく、特許出願し易い環境の整備と権利
      保護の為の煩雑さを低減する事ではないでしょうか?
      特許出願コストを低減化するとともに、JASRACのような権利管理団体を設
      立して特許侵害を効率的に発見・権利化する仕組みがあればと思います。
      (国際特許の出願を援助するのも有効だと思いますね)
      但し、JASRACのようにグダグダな利権団体にならないよう注意が必要です。
      以上素人考えですがコメントさせていただきました。

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