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2013年7月31日水曜日
ケーズデンキは「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞
ケーズデンキの広告をみていたらこんな内容がありました・・・
ヤマダ電機がメディアフラッグの顧客満足度調査を大々的にP
Rしてますが対抗しての行動でしょうか?
この謎の賞について調べてみました。
日本でいちばん大切にしたい会社
という法政大学教授 坂本光司氏の著書がベースのようです。
法政大学・日刊工業新聞社・あさ出版(この本の出版社)が主
催しています。
コンセプト
正しい事を、正しく行っている企業を表彰する
表彰対象
「大切にしたい会社」「正しいことを正しく行う経営」の要件とは
、企業が本当に大切にすべきことの5つの順番を守り、社員と
その家族・外注先とその社員・地域社会の幸福を実現する行
動を継続している会社です。
応募資格
過去5年以上、以下の5つの条件に該当している事。
①人員整理、会社都合による解雇をしていない
②下請企業、仕入先企業へのコストダウンを強制していない
③障害者雇用率は法定雇用率以上である
④黒字経営(経常利益)であること(一過性の赤字を除く)
⑤重大な労働災害がないこと
この本を読んでないのでアレですが②の判断基準ってどう考
えているのでしょうか・・・
基本的にコストダウンを要求しない流通・小売はありません。
それが強制なのか任意なのかは見方の問題です。
「コストダウンしなければ他社から購入するぞ!」
これは強制?
コストダウンするか売上をなくすか・・・メーカー側からすると強
制ですが、流通・小売側からすると任意です。
でもこれが強制なら流通・小売は応募資格がありませんよね。
あとはなぜ「過去5年」なのかです。
もっと遡ってしまうと①にほとんどの企業が引っ掛かり応募で
きる企業がなくなってしまうからでしょうか?
審査員は法政大学の方が中心です。
コンサルタント・税理士・会計士・・・応募企業がお客の職種ば
かりな気がするのですが。
審査の詳細も非公開だし、公平性は期待できなさそうですね。
こちらは第2回の協賛企業一覧です。
★:主催・審査員
★:第1回の受賞企業(5/8社)
★:第2回の受賞企業(6/10社) (つд⊂)ゴシゴシ
(;゚Д゚) …!?
第1回の受賞企業は賞を貰ったお礼に第2回で協賛になった
可能性がありますが、第2回受賞企業の半分以上がその回
の協賛企業ってなんか恣意的なものを感じませんか?
可能性としてはどちらかでしょうね。
・協賛企業+α程度しか応募がなかった
・協賛企業に対する配慮(協賛し続けてもらう為)
まぁそもそも応募した企業の中から選ばれただけですから受
賞枠が10社で応募も10社なら全社受賞するわけです。
(何社応募してるんでしょうね?)
しかも、結局この賞を受賞したから何がすごいかわからない。
正しい事を、正しく行っている企業
それは顧客にとってはどうなんでしょう?
アバウト過ぎて何が優れてるのか比較のしようがありません。
知りたければ本を読めという単なるキャンペーン?
とりあえず、この賞を受賞した事とケーズデンキで買物をする
かは別問題、というか考慮に値しない気がします。
「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞のHPは こちら です。
チラシの裏は こちら です。
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