★大和(だいわ)ライト工業って?
社名:株式会社大和ライト工業
設立:昭和40年
本社:埼玉県比企郡吉見町東野1-21-7
(中国第一製造工場)
SHANGHAI HEDONG ELECTRIC CO.,LTD.
(中国第二製造工場)
SUZHOU DAHE ELECTRIC CO.,LTD.
資本:1億7,800万円
社長:牧野周一
社員:日本30人・上海220人・蘇州150人
業種:庫内灯(冷蔵庫・電子レンジ)、電球、LED応用製品
創業時からずっと電球屋さんで、パナソニックやシャープなど
の家電メーカーとも取引があるようですね。
ん~・・・
今まで分解した電球の中に確かDLKって印字があった製品
を見た気がするのですが、ひょっとしてここのOEMかな。
<2014/01/11追記>
HPがなくなってたので調べたら・・・なんと昨年5月8日東京
地方裁判所で破産手続きの開始決定が出ていました。
(破産管財人:飯塚卓也弁護士、負債額:約8億5千万円)
■仕様■
光束:1,250ルーメン
色味:電球色
寿命:8,000時間
電力:20W
・・・なんとなく・・・ボロい?
薄汚れたというか・・・表現が難しいなぁ
つなぎ目を見るとやはり薄汚れて感じ、樹脂成型の問題かな?
上から見るとU字の蛍光灯を4面に配し、上部をプラスチックで
補強したような感じです。
中央に穴が見えますが、内部の放熱用かな?
注:購入した個体の結果であり販売されている製品が全て同じとは限りません。
また、内容はあくまで1消費者としての個人的見解です。
分解は危険を伴いますのでマネをしないでください(万一分解したら絶対に使用しないで!)。
万一事故・損害が発生しても一切の責任は負いかねます。
では久しぶりに
ケースをバキバキ・・・ユリア樹脂っぽい感触です。
あっという間に基板とご対面、紙フェノールですね。
ん?蛍光管からの線を基板に接続してますが、切欠きに左の
2本がちゃんと収まっていません。
電解コンデンサは基板の端に実装し、足を強引にまげてセン
ターに立てているようです。
電解コンデンサを倒してみたら、下に折り曲げて不自然な形
状になったトランジスタが2つあります。
蛍光管からの線を外して基板を・・・お?
コイルが足りないと思ったら裏側にあったんですね。
外から見たときにあった中央部の穴の下にコイルがあったと
いう事です。
この向うが蛍光管です。
線は2本が絶縁被服されてショートを防止しています。
もう一度改めて基板の表面です。
裏面のコイルから来た線は半田付けではなく基板に立てた端
子に巻き付けています(蛍光管の線と同じ方式)。
基板の裏側、抵抗がいくつか実装されてますが全部手実装だ
と思われます。
絶縁チューブの中にヒューズがありました。
安全部品としてヒューズがあります。
発熱源のトランジスタの真上に電解コンデンサを配する設計
にはちょっと疑問ですが、スペック的には105℃6,000h品で
かなり余裕があるので問題ないでしょう。
こんなやり方でコイルだけを裏に回すのは初めてみましたョ。
ちょっと強引な気もしますが、表面(電解コンデンサ側)に余裕
ができて熱の集中を防げているようです。
長年電球専業で培った工夫でしょうか?
実装はしっかりしており半田付けも良好です。
蛍光管からの線が切欠きに収まってないのは組立ての品質
管理が甘いと思われます。
ただ、切欠き自体がちょっと細すぎて組立効率が悪そうな気
もしますので一度見直して見てはいかがでしょうか?
まぁ全体的には良くできています。
使っている樹脂のせいなのか成型のせいなのか、見た目ちょ
っと残念ですが中身は信用していいかと思います。
分解前の消費電力・温度測定結果は こちら です。
電球関連の総合リンクは こちら です。
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