セントレードM.E株式会社・・・また聞いた事もないメーカーです。
密閉器具非対応、MADE IN KOREA です。
■仕様■
光束:460ルーメン
色味:白色
命:40,000時間
電力:7.5W
注:購入した個体の結果であり販売されている製品が全て同じとは限りません。
また、内容はあくまで1消費者としての個人的見解です。
分解は危険を伴いますのでマネをしないでください(万一分解したら絶対に使用しないで!)。
万一事故・損害が発生しても一切の責任は負いかねます。
では早速分解スタート・・・
カバーはガラスかよっ!
接着剤で固定されていました。
そんな事する人はいないと思いますが、ガラスカバーの製品を
分解する時には特に注意しないとガラスが飛散して危険です。
結構分厚い、これまで分解してきた中にもガラスカバーだった
製品はいくつかありましたがこれはさらに分厚いです。
ガラスカバーの製品を見る度に思うのですが、せっかくLEDに
なってガラスを使わないでも生産できるようになったのに何故
わざわざガラスを使うのでしょう・・・
経年劣化し難いとかメリットはありますが、割れたら危険って
圧倒的なデメリットがあるんだから。
LEDは5個、内部に素子が3つあるので15素子になります。
青+黄色樹脂の白っぽいです。
さて、基板のネジを外すと・・・黒い板?
!?
って気分です・・・
こちらは拡大したものです。
どうやら基板は2枚構成、手前に見えてるのと90°で奥に伸
びる基板が見えます。
赤い線の部分は樹脂カバーのようです。
そして問題は黄色で囲んだ部分・・・
シリコンゴム系の樹脂充填されてる!?
なんでしょうこの頑丈というか不必要な程に手の込んだ構造。
なんかすごい違和感があります。
そう、LED電球というよりも電源メーカーの製品を見てる気分・・・
とりあえずソケットをグリグリしてみました。
これ以上はソケット側からも無理のようです。
仕方ないのでひたすら樹脂をほじくります。
そして約20分後・・・
抜けたどー!!!
一部ほじくった傷跡が・・・
残った樹脂はペロンと剥がす事ができました。
今回は基板の裏面か・・・ら・・・?
通常なら基板に印字さらた日付は製造年月日を表します。
つまりこの製品は3年半前に製造された?
この製品の量産開始日の可能性もなくはないですが・・・
基板の表面です。
LED電球の基板とは思えません・・・まるで電源基板のような
部品がずらっと並んでいます。
その割りに電解コンデンサに105℃6,000h品を使ってたり
何かアンバラスな構成です。
立ってる基板に2009/10/16の印字があります。
やはり2009年製造の製品と考えて間違いないでしょう。
LED電球にフォトカプラ・・・
えーっと・・・もし最新の設計と部品でここまでやったらすごい。
コストのかけ方がハンパない、基板だけを見てもPCで使うよ
うなガラスエポキシの積層基板ぽいです。
安全部品もヒューズ・バリスタがあり文句なしです。
2枚組み合わせてこれだけの部品を実装するとか有り得ない。
が
3年半前の設計ならある意味納得です。
まだLED電球も立ち上がった頃なので回路的にも今とは全く別
物でした。
で
この製品は結局良いのか悪いのかというと・・・ダメです。
LEDは日々進歩しています。
3年半も前と比較すると今のLEDは段違いによくなっています。
正直相手になりません。
さらに、電子部品は使わなくても経年劣化しますので3年経過
している分部品寿命も早くやってきます。
しかし何故3年半も前に生産された製品が今頃販売されてい
るのでしょうか?
可能性としては
①売れ残ってどこかの倉庫に死蔵されていた
②ずっと売れ続けているヒット商品
位ですが①としか思えませんね。
何時生産されたのか分解しないと確認できない以上この製品
は購入しない方が無難と判断します。
ちなみに基板にはDONG YANG E&Pと印字されてます。
韓国のEMSメーカーで電源系がメインのようです。
分解前の消費電力・温度測定結果は こちら です。
電球関連の総合リンクは こちら です。
セントレードM.E株式会社の謎 は こちら です。
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