そろそろ買い換えようと思ってた時にホームセンターで見かけ
たので購入しました。
スタンダードが4.5~12畳用となっているのに対し、ワイド
は10~24畳用になっています。
設置場所が二間続きだったので「効果あるかも!」と思い・・・
おや?
取替えボトルはスタンダードも使えるのか・・・
ん?
見た目はスタンダードそのままだ・・・
同じタイミングで購入したスタンダードタイプです。
おや?
こっちはワイドも使えるのか・・・
見た目はワイドと同じです。
何が違うんだろう?
取替えボトルは互いに互換性があり形状も同じです。
こちら で実験した限りでは消費電力も同じです・・・
つまり本体は同じものと判断して良さそう
じゃあ何が違うのかを確認する為、ボトルを見てみましょう。
右がワイド・左がスタンダードですが形状は全く同じ、まぁ互換
性を謳っているんだから当然と言えば当然です。
ワイドの60日用取替えボトルです。
有効成分はピレスロイド系のメトフルトリン、1日当たりでは・・・
360mg÷60日=6mg(揮発量:45ml÷60日=0.75ml)
つまり、有効成分6mgを含む0.75mlが蒸散しています。
比較用にノーマルの60日用取替えボトルを用意しました。
有効成分はワイドと同じでメトフルトリン、1日当たりでは・・・
180mg÷60日=3mg(揮発量:45ml÷60日=0.75ml)
有効成分6mgを含む0.75mlが蒸散していますので、有効
成分はワイドがノーマルの2倍になっています。
つまり、ノーマルとワイドの差は有効成分の含有量だけという
事になりますのでもしノーマルの本体を持ってるなら
ワイドの取替えボトルだけ購入したら良い
という事になります。
確認した限りではワイドのセットは今回購入した1種類だけ・・・
「ワイド試したいけど色が
はお試しあれ。
と・こ・ろ・で
アースノーマットには30日・60日・90日・120日用があります
が内容量は全部45mlです。
参考までにノーマルの90日用取替えボトルを見てみましょう。
270mg÷90日=3mg(揮発量:45ml÷90日=0.50ml)
1日当たりの有効成分は同じ3mgですが揮発量が減ってます。
中に灯油を使っているそうなので、濃度を変える事で揮発量を
コントロールしているのでしょう。
ということは、日数が長い製品ほど少ない揮発量で有効成分を
蒸散させている事になります。
つまり、日数の長い製品ほど蒸散直後の殺虫成分が濃い状態
なので、影響を受けやすい人や物のそばに置かない方が良さそ
うです。
つ・い・で・に
同様の製品にフマキラーのベープリキッドがあります。
店頭で確認したのですが、有効成分はアースノーマットを同じ
メトフルトリンです。
60日用取替えボトルに240mg、内容量は同じで45mlです。
240mg÷60日=4mg(揮発量:45ml÷60日=0.75ml)
有効成分だけで比較すると、ベープリキッドの方がよく効く事
になりますね。
も・う・ひ・と・つ
アースノーマットもベープリキッドも有効成分にメトフルトリンを
使用していますが、古いアースノーマットを見ると・・・
同じピレスロイド系のトランスフルトリンを使っていました。
450mg÷60日=7.5mg(揮発量:45ml÷60日=0.75ml)
単純に量だけで比較すると半分以下になっていますね。
薬効比較する資料が見つけられなかったのですが、メトフルト
リンは常温揮散性に優れているらしいのでより少量でも効果
があるという事かな?
まぁ有効成分を変更したのはコストの問題という可能性もあり
ますけど・・・
そういえばこの取替えボトル、かなりのロングセラー商品だと
思うのですがずっと値段が下がってないイメージがあります。
インクで儲けるプリンターと同じビジネスモデルなのかなぁ?
プリンターより構造も簡単なんだからどっかのメーカーが互換
用の取替えボトルを発売してもよさそうなんですが・・・
ピレスロイドについてはこちらはわかりやすいです。
(社)日本化学工業協会 化学ミュージアム
大日本除虫菊株式会社(キンチョー)
アース製薬
メトフルトリンについてはこちらが・・・ ※専門的な内容です
新規ピレスロイド系殺虫剤 メトフルトリン(住友化学株式会社) ※pdfファイルです
ワイド・Selectの消費電力測定結果は こちら です(文中のリンクと同じ)。
20年前のアースノーマットの消費電力測定結果は こちら です。
家電関連の履歴書は こちら です。
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