のですが、どうもその呼称に違和感があります。
というのも、記憶によるとLEDは直流でしか動作できないはず。
厳密にいえば、LEDは電池のようにプラスマイナスがあり正し
い方向の場合は点灯しますが反対だと点灯しません。
つまり、DC(直流)だと点灯、AC(交流)だと点滅する事になり
ますね。
という事でちょっと調べてみました。
韓国のソウルセミコンダクターが Acrich(アクリチ) という
ブランドで展開しています。
数年前にこれをちらっと見た時、ACをDCに変換せず直接使え
るなら画期的だなぁとか思ったのですが現時点でも普及してる
気配がありません。
LED照明市場がこれだけ活況でも使ってるのはオーム電機の
一部製品くらい?
同じ疑問を持って調べた先達がいらっしゃり、最も有力な説は
×:交流で動作する画期的なLED
○:交流で動作するLEDユニット
のようです。
動作の基本だけをめっちゃ簡単に説明するなら、LEDを単純に
交流で使うと半分の時間は消えています。
さすがにそこまでになると見た目にも点滅が酷く照明に使えません。
そこで、こんな風にLEDを逆向きに2つ繋いでセットにします。
ACを流すと0V以外は常に片方が光っている事になりますね。
仮にコンセントに挿した場合、LED①・LED②は1秒間に50回
or60回パタパタと点滅を繰り返す事になりますが、全体で見
たら0V点以外はLED①・LED②のどちらかが点灯している事
になります。
こうやってLEDの点滅を
あと、コンセントのAC100VまんまだとLEDが耐えられないの
で電圧を下げる必要があります。
その回路をセットにしモジュール化したものが正体のようです。
あ・・・いくら軽減したといっても白熱電球や蛍光灯よりもちらつ
きは大きいようです(原理的に)。
ふむ、やっぱり何となく便利っぽいですよね?
何故採用しているメーカーが少ないのは気になります。
コストや実装の面でも便利だと思うんですが、何かメリットを超
えるデメリットがあるのでしょうか?
ちなみに、理屈が同じような製品が数社から発表されています。
例えば、時計で有名なシチズン関連会社のシチズン電子は
Acrichとは異なり、実装円板もセットにした形状になっています。
平成23年3月に発表しているので既に製品も販売中でしょう。
個人的にはAC駆動によるちらつきよりも気になる事があります。
大人から子供まで、コンセントの電圧は?と聞けばほとんどの
人が100Vと答えるでしょう。
でも厳密には101±6V、つまり95~107Vの間で変動してい
ます。
実際問題コンセントの電圧は変動しまくっています
Acrich搭載のLED電球の消費電力測定結果から考えると、交流
専用LEDは電圧の影響をモロに受けて消費電力が変動している
ので結果的に明るさも変動してる気がします。
つまり、電圧の質によってはかなり目に負担じゃないのかなぁ?
LED自体まだ照明に採用されて日が浅くブルーライト問題など知
見の少ない部分がありますが、電圧の影響は家庭ごとに異なる
から検証がすごく難しそうな・・・
電球関連の総合リンクは こちら です。
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