最近スチームクリーナーをホームセンターでよく見かけます。
ちょっと購入してみようかなぁと家人に話すと一言「あるよ」・・・
へ??
見た事ないんですが・・・
どうやら台所の汚れ落としを目的に購入したけど思ったほど
の効果がなかったのでお蔵入りになっていたそうな。
ならば、という事で引っ張り出してきたのがこちらです!
その名もハンディースチームジェット!
なんとなく期待できそうな名前じゃないですか。
ホームセンターディック・・・懐かしいなぁ。
今はダイキになっています、ずっとダイキに買収されたと思っ
てたのですが調べてみるとちょっと違うようですね。
■ダイキ
1962年:大亀商事株式会社(有限会社から改組)
1964年:ダイキ株式会社設立
1978年:株式会社ディック設立
2003年:DMC Japan株式会社設立
(カーマ・ホーマック・三井物産を含む4社の共同仕入会社)
2006年:カーマ・ホーマックと経営統合
(DCM Japanホールディングス株式会社傘下へ)
2008年:全店舗名をディックからダイキへ変更
もともと同じグループ会社だったんですね・・・あと、本社が愛
媛県というのも驚きました。
輸入総販売元は株式会社フジコロナ・・・暖房器具のコロナ
の系列かと思ったのですがどうも違うようです。
というか・・・この会社の素性がさっぱりわからない!?
倒産してたってもう少し情報が手に入りそうなもんですが・・・
仕方がないのでとりあえず無視して先に進みましょう。
本体、結構昔に購入したという割には外観はきれいなままです。
まぁほとんど使用してないらしいので当然と言えば当然ですが。
Model No.JB-007
型番のJB-007で画像検索したらジェームズボンドだらけ・・・
それはわかるとして、所々に挟まっている画像がこちらです。
[商品ID]JB-007 競泳型ライン入りスクール水着
水タンクです。
錘があるので斜めにしても吸水管の先端が下に向くようにな
っています。
■仕様
・スチーム温度:82~105℃
・消費電力:1500W!?
・タンク容量:0.52リットル
おいおい・・・使い方間違えたら事故起こすよこれ (;´▽`A``
しかも消費電力がすごいのに温度はかなりアバウトです。
2000年製!?
我が家にはなんと年代ものが多い事か・・・
コードには DONGGUAN KICHIREN DENSEN DENRAN とあります。
中国東莞の会社のようですが、この会社の素性も分かりません。
オプションです、きれいなまま・・・使ってない証拠ですね。
早速タンクに水を入れて電源コードをコンセントに、そして・・・
スタート!
・
・
・
ん?
スイッチを入れると勝手に蒸気が出る仕様らしいのですが、
どうもうまくスチームが出ません orz
水が出たり、多少霧らしきものが出てもスチーム程熱くない。
でも本体もコードもめっちゃ熱い!?
こりゃやばいか!!!
と思ってすぐに電源をオフ、コンセントを引っこ抜きました。
家電は使わなくても劣化します。
コンセントに挿して使う上に高温の水蒸気を扱う製品だと壊
れた場合が恐ろしいのでこの製品は退役処分にします。
ならば!
13年前のスチームクリーナーの構造を覗き見てみましょう。
注:よく冷えてから水抜きの後にしないと非常に危険です!
こちらが中身です。
水を熱くしてるだけなので構造はシンプル、とりあえず水の経
路に沿って見ていこうか・・・な・・・?
あ・・・
水が通るゴムチューブに劣化の兆候があります。
摘むと弾性がなく、白化?というかひび割れっぽいものが・・・
これが不具合の原因ではないようですが、やはり13年前とな
るとあちこち劣化してるでしょうね。
何より単体で1500Wは消費電力が大き過ぎて使い勝手が悪
いです。
タンクから水を吸い出す電磁ポンプです。
10W39Ωのセメント抵抗、取っ手の内部に入ってました。
だから持ってると熱くなったのかな?
さっきの電磁ポンプを外しました、赤いのがコイルです。
ポンプ内の駆動部品です。
ヒーター部分、白い断熱材に覆われた金属の筒状部品です。
見た目は こちら で分解した温水便座のヒーターに似てます。
まぁ熱水をつくるって点では同じなので構造も似るのでしょう。
まずは邪魔な断熱材を毟り・・・
あれ?
なんというか・・・綿菓子みたいなこの感じ・・・
断熱材で綿みたいな感触・・・頭をよぎった不吉な単語が・・・
まさか アス○スト? なわけないよね・・・
2000年だと完全禁止されてないし何より中国製、材質怖い。
メーカーの素性すら不明なので材質なんて確認できません。
違うと思うけどはっきりしないというのは精神衛生上よくないな。
・・・
・・・
・・・
そっと元通りに戻してゴミ(不燃物)の日に廃棄しました・・・
温水便座の投稿を参考にしてください。
外観から判断した限りでは過熱方法はほぼ同じだと思います。
m(_ _;)m
株式会社フジコロナの謎は こちら です。
家電関連の履歴書は こちら です。
ポンコツわーく(分解フォトレポートの履歴)は こちら です
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