2013年5月1日水曜日

FLED60N (リーダーメディアテクノ LED電球 FINE ??W相当昼白色)

当方での消費電力測定結果で公称値を上回った為、既に
非推奨と結論付けていますが一応内部を覗いてみましょう。
なお、リーダーメディアテクノ株式会社の製品はこれが2つ
目ですがどちらも公称値オーバー・・・



密閉器具非対応です。



■仕様■
光束:480ルーメン
色味:昼白色
命:40,000時間
電力:6.0W



PL保険は消費電力測定の投稿でコメントしているように
安心や信頼性の根拠ではないのでご注意ください。





斜めに梱包されていますが・・・サイズを統一する為でしょうか?





ケースはアルミ製ですが・・・効果はともかく凝った形状です。



注:購入した個体の結果であり販売されている製品が全て同じとは限りません。
  また、内容はあくまで1消費者としての個人的見解です。
  分解は危険を伴いますのでマネをしないでください(万一分解したら絶対に使用しないで!)。
  万一事故・損害が発生しても一切の責任は負いかねます。

では早速破壊分解スタート、カバーは4ヶ所の爪と接着剤
で固定されていました。



内側はざらざらした手触り、拡散を狙った加工でしょうか。


黄色樹脂が濃くて素子数はわかりませんが、配線が4本
あるのでLEDは2素子だと思います。
全体では2素子×6個で12素子となります。





ネジを2本外したらLED実装円板がポロっと取れました。
グリス等は塗布されていません。


ソケットをグリグリ・・・


内部樹脂ケースをバキバキ・・・


あれ・・・内部樹脂ケースはネジ式で入り口部分のみでした。
基板は樹脂加工した紙?の筒に入っています。





基板の表面、かなり小さいサイズです。


電解コンデンサを起こしました。


横から。



基板の裏面です、

ACラインとLEDへのDCラインですが、穴に通し実装している
のではなく表面にリード先端を当てた状態で半田付けしています。
強度・精度の面からもあまり好ましくないですね。

黄色く囲んだ部分に QSM Tech Vo2 という表記が見えます。
はて・・・なんとなく記憶が・・・

あ!?

CL-LDB40W (クリスタライフ) でも出てきた名称です。


LEDの裏側が金属になっているのは熱伝導の為だと思われ
ますが、LED実装円板のパターンは質が良くないのか剥がれ
易いですね。



基板は CL-LDB40W (クリスタライフ) と同じ QSM Tech
製造ですが、この会社の詳細がわからないので基板だけ
なのか完成品までなのかは不明です。

実装面で気になったのは電源ラインの半田付け、他には
表面のSVD2N60M(トランジスタ)の位置です。

トランジスタは発熱が大きいのに接触しそうな程近い位置
に電解コンデンサが配置されています。
しかも放熱用金属側が電解コンデンサ側です。
電解コンデンサは熱で寿命が縮むのにわざわざ高熱源を
この位置に配置するのは設計的にちょっとアレです。

あと、スペックの誤記か私の理解が間違っていると思いた
いのですが、コンデンサは105℃2,000h品のようです。
40,000時間どころか10,000時間すら怪しい気が・・・

LED実装円板に消費電力6Wの表記があるのにオーバー
している時点でちょっと不安があります。
(原因がLED実装円板・基板どちらなのかはわかりません)

ケース部のアルミ切削は出来が良いので何らかの理由で
部品としてほしいならオススメしますが、普通にLED電球と
して使うつもりであればお薦めしません。
(部品としてほしい人がいるとは思いませんが)


分解前の消費電力測定結果は こちら です。

電球関連の総合リンクは こちら です。


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