広配光270°・密閉器具対応を謳っています。
■仕様■
光束:820ルーメン
色味:電球色
寿命:40,000時間
電力:9.3W
1210という数字はロットでしょうか?
注:購入した個体の結果であり販売されている製品が全て同じとは限りません。
また、内容はあくまで1消費者としての個人的見解です。
分解は危険を伴いますのでマネをしないでください(万一分解したら絶対に使用しないで!)。
万一事故・損害が発生しても一切の責任は負いかねます。
ではいつものように
3ヶ所の爪+接着剤で固定されていました。
素子2×LED28個で56素子になっています。
ネジ3ヶ所を外すとLED実装円板が取れました。
裏面にはグリスが塗布されていますが・・・中途半端です。
ソケットをグリグ・・・内部樹脂ケースとの間にシリコン樹脂
のようなものが・・・まさかこれは・・・
ソケット側の半分位まで硬めでゴムっぽいシリコン樹脂が
充填されていますがなんでこんなに中途半端??
さぁ発掘だ!

内部樹脂ケースから抜き出しました。
ソケットを下にして基板の裏面側からシリコン樹脂を流した
ようですが、充填量が少な過ぎて無意味な気がします。
まさか基板固定の為だけにシリコン樹脂を流し込んだ??
発掘した基板の表面です。
コイルを立てました。
電解コンデンサの寿命が短いです・・・温度が上がらない前提?
このフィルムコンデンサのメーカーは初めて見たかも・・・
鑫航电子(Keyhold Electronics (Shenzhen) Co,Ltd.)は
2007年設立の中国メーカーのようです。
基板にSRT12CPS024という捺印があります。
このメーカーも初めて見たと思います。
吉林华微电子股份有限公司(JILIN SINO-MICROELECTRONICS CO,.LTD)
このメーカーがどうかよりも配置が気になります。
トランジスタの放熱面を隣のコイルに密着させていますが
これは大丈夫なんでしょうか?
基板の裏面です。
あれ?こっちの電解コンデンサは寿命が表面の2倍以上です・・・
又見知らぬメーカーが出てきました。
上海晶丰明源半导体有限公司(Shanghai Bright Power Semiconductor co.,Ltd.)
全体的に半田盛り過ぎ・・・赤丸の部分が見た目わかり易いかな?
横から、足はきれいにカットしてますがやはり半田盛り過ぎです。
ちらつき確認です(カバーを取り外しています)。
Panasonic DMC-LZ10 の液晶画面を Nikon COOLPIX S30 で撮影
部品はあまり馴染みの無い中国メーカーが主体です。
恐らく全部品手実装だと思いますが、半田を盛り過ぎなのは
実装についてしっかりとした知見がない、又は作業者の能力
不足か教育不足だと思われます。
一部強引な部品配置が見られる事から、設計能力もそう高く
ないでしょう。
ヒューズ等の安全部品も存在していません。
あまり規模の大きくない中国メーカー製の製品と推測します。
構造的には何もないのにカバーを丸くしているだけで広配光
270°を謳っているのも疑問です。
という事で、中途半端な造りで不安な点が多い事から使用に
耐えないと(個人的には)判断します。
分解前の消費電力・温度測定結果は こちら です。
電球関連の総合リンクは こちら です。
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