2015年5月17日日曜日

LDPA25L-G (ドウシシャ LED電球 25W相当電球色)



メーカー:株式会社ドウシシャ
型  名:LDPA25L-G


ドウシシャ製のE17口金品、広配光を謳っていますが具
体的な角度についての記載はありません。





■仕様■
光束:276ルーメン
色味:電球色
寿命:40,000時間
電力:4W


ドウシシャについてはこれまでの投稿で触れてきたので今回
は省略しますが、基本的に商社なのでどこかのメーカーから
買ってきてるだけだと思われます。


密閉器具対応、調光器具は対応です。















 Attenntion 
あくまで投稿時点における購入した個体の結果であり販売されている製品が全て同じ
限りませんし、内容はあくまで管理人個人の見解にすぎません。
さらに、製品分解はメーカーが認めておらず保証外になる上に非常に危険ですからマネを
しないでください。
管理人は一切の責任を負いません。

では早速破壊分解スタート、カバーは3ヶ所の爪と接着剤で固
定されて・・・るというよりは押し込んで固定されてるだけです。
爪は役にたってないような気がします。



カバーを外すと黄色い物体・・・さらに外すと中にはLEDです。


点灯させるとこんな感じです。



そう、管理人の記憶が間違ってなければこの製品はリモート
フォスファー構造です。
LED内部で黄色の蛍光体を被せて白色にしてるのではなく、
外に黄色の蛍光体を被せています。
メリットとしては、温度上昇に伴う色味の変動が抑制できたり
LED間のバラつきが出難いなどと言われていたかなぁ。



2XTE_1 と印字されています。


この特徴的なLEDの構造と印字内容からすると、使われてい
るのはCreeの XLamp XT-E だと思われます。

LEDは素子1×2個直列で2素子、モジュールへの供給電圧
6.02V(実測値)です。





ネジが結構長いですね。


LED実装円板の裏面にはグリスが塗布されていました。


・・・久しぶりの樹脂封止か orz


ケースはアルミ系の金属に白色塗装のようです。



ソケット部には放熱口が設けられていました。



とりあえず内部樹脂をバリバ・・・あっ!?


最近分解するのをサボってたので手順を忘れてましたョ・・・


ソケットをグリグリが先でした。



充填されているシリコン系の樹脂と内部樹脂ケースとの密着
性が良くない?おかげで丸ごと引き抜けました。




さぁ発掘だ!


基板の表面、ガラエポっぽいです。


黄色く囲んだ部分ですが、何となくトランジスタがあるような?


左の電解コンデンサも右のトランスも不自然に傾いてます・・・


電解コンデンサが傾いているのは下に部品があるからです。
これ以上曲がれないんですね。



トランスの下もよく見ると何やら部品があります。





トランスを剥がしてみると、何としたには多数の部品が実装さ
れています。
こういうアクロバティックな製品は初めてかも。



三合微科股份有限公司(SamHop Microelectronics corp.)
という台湾メーカーは初見です。

25Wクラスにしては電解コンデンサが妙に余裕みてる気がし
たのですが、トランジスタの放熱板にこれだけ接近しているな
らそりゃ余裕ないとダメですよね。


基板の裏面です。

恐らくはLED Driverだと思うのですが、 XPOWER 3601 としか
印字がないので詳細がわかりません・・・


ソケットと基板の間には抵抗(ヒューズ抵抗?)がありました。



安全部品はありません(ひょっとしたらヒューズ抵抗かなぁ)。
E17口金品の小さいスペースに押し込む為とはいえ、設計は
かなり無理がありアクロバティックで強引な部分が目立ちま
すし実装面でも不安のあるレベルです。
E26口金品を無理矢理E17口金品に押し込むにはどうしたら
いいのかって発想っぽい気がします。
管理人的には「コレあかん奴や」みたいな・・・

こんなやり方でしかE17口金品の大きさに収める事ができな
いなら発売すべきじゃないと(管理人は)思います。


分解前の消費電力・温度測定結果は こちら です。

電球関連の総合リンクは こちら です。


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