2013年4月14日日曜日

GH-LDA6L-HA (グリーンハウス LED電球 elchica 30W相当電球色)

パソコン周辺機器でお馴染みのグリーンハウス製です。
事業内容はコンピュータ周辺機器、デジタルAV機器などの開
発・製造・販売とありますが、自社で製造拠点はもってないの
で製造は委託していると思われます。



密閉器具対応・日本メーカー製LEDを売りにしています。




■仕様■
光束:325ルーメン
色味:昼白色
命:40,000時間
電力:5.5W





梱包は厚紙製で柔らかめ、緩衝材もなく衝撃には弱そうです。





PSEマークもありますね。



注:購入した個体の結果であり販売されている製品が全て同じとは限りません。
  また、内容はあくまで1消費者としての個人的見解です。
  分解は危険を伴いますのでマネをしないでください(万一分解したら絶対に使用しないで!)。
  万一事故・損害が発生しても一切の責任は負いかねます。

早速破壊分解スタート、早速カバーとケースの間をグリグリ・・・
カバーは4ヶ所の爪と接着剤で固定されていました。


LEDは5個、素子が2個直列に入っているので10素子です。



ネジ2ヶ所を外し基板との配線をカットしたらLED実装円板が
取れました。
粘性の低いちょっと粘土っぽいグリス?が塗布されています。



外側のケースはアルミ系金属に白塗装、内部は筒状の樹脂
ケースです。
LED側のネジで固定されていたので簡単に抜け出てきました。


基板の表面です、フェノール系基板な気がしますが単純な紙
でもない・・・コンポジットかな。
見慣れない形状(被覆してる?)ですがヒューズもあるようです。





基板の裏面、シンプルな印象を受けます。


黄色く囲んだ部分、半田付けの後で先端をカットしたようです。
全体的にリード端が長い気がしますが管理できてるっぽい?
(ピンクの三角部分はちょっと長いですがまぁ大丈夫でしょう)

橙色の矢印部分、ちょっと半田盛り過ぎです。
あと、この基板の半田付けのムラからすると全部手実装かな。



よく見ると基板が全体的に汚れています。
何かの液体を乾燥させて成分が析出したような跡に見える。
工程内で使用している薬品だと思いますが、こういうのが残
るのは安物製造工場にありがちです。


特に ここがダメ! という点は見受けられませんでしたが、
細かい点では半田盛り過ぎとか汚れが気になりました。
もうちょっと工場管理がしっかりしてればと思います・・・
安全部品としてヒューズもあるようですし問題なく使用できる
と思います。

製品をみた限りでは・・・


消費電力測定時にも記載の通り、この製品には落とし穴が
あります。

メーカー保証の周辺温度が5~35℃です

一般的なLED電球は40℃まで、たかが5℃って?
いやいや、照明で40℃と35℃の間の5℃は結構重要です。
基本的に暖かい空気は上昇し冷たい空気は下降します。
室内だと天井付近の方が人が動いている部分より温度が数
℃高くなります。
つまり、室温以上に照明器具付近は温度が高くなるので35
℃だと夏場には超えている可能性がでてきます。
ましてこれを密閉器具で使うかだと・・・


何が問題って?

まず寿命が短くなります(そもそも40,000時間も怪しいけど)。
ひと夏過ごせば35℃を超える環境下で使用してるでしょうか
ら切れても文句は言えません。
さらに、もし夏場使用中に何かあっても35℃以上だったら消
費者にも責任があります。

保証範囲を超えて使ったのが悪いんですョ
何かあっても、そう・・・たとえ何があってもネ・・・


と言う事で、個人的には出来不出来に関係なくこの製品は購
入の価値なしと判断します。

そういえばシャープの一部製品も35℃までのようです。
寒冷地以外にお住まいの方は購入前に保証温度範囲も確認
した方がいいかも。


分解前の消費電力・温度測定結果は こちら です。

電球関連の総合リンクは こちら です。


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