2013年4月14日日曜日
液体冷却式LED電球!?
白熱電球はともかく、現状のスペックなら電球型蛍光灯に対し
てLED電球の優位性はさほど感じられませんよね?
メーカーが利益の稼げるLED電球にシフトしたいだけって気が
します(特に最近の広配光タイプはボッタクリです)。
それはさておき、LED電球も市場規模が年々膨らみ玉石混合
の度合いが増してます。
そうすると革新的な技術や紙一重の詐欺技術を謳う製品が現
れてくるのは世の常です。
そんな中で見つけたのは液体冷却式LED電球です。
ガラス球の中に液体が入っており、アルミの放熱板に囲まれた
中(赤い丸の中)にLEDが見えます。
LEDの下、少し放熱板が膨らんでいるのでスペースがあると
思われますが、基板が入るような大きさはなさそうに見えます。
この構造を可能にするなら・・・Acricheでしょうか!?
あれならコンデンサ1つだけなので構造的には納得できます。
でも素朴な疑問なんですが
液体冷却の意味あるのでしょうか?
液体は熱をガラス管に伝導させるだけです。
何もないよりは熱伝導がよくなるとは思いますし点灯からしば
らく(液体温度が上がるまで)は液体が熱を受ける分LEDの温
度は上がり難いでしょう。
金属ケースでも程度の差はあれ同じです。
でもガラスの放熱性能が上がるわけではありません。
ガラスから外気への放熱が追いつかなければ結局無意味な気
がするのですが?
しかもつるつるガラスよりフィンをつけたアルミの方が放熱性能
は上ではないかと思います。
メーカーHPの抜粋です(動画再生はメーカーHPでどうぞ)。
1.特許公開番号2008-27910は以下の内容です。
名 称:放熱強化式高出力LEDランプ
発明者:江昆淵
出願人:液光固態照明有限公司
Liquigleds Lighting Corporation. は中国か台湾企業のようです。
出願内容は一読しただけですが、LED電球で液体を使って
何かする時は注意が必要かも知れません。
冷却目的でなくても訴えてくる可能性・・・というかそういう意
図で解釈を曖昧で広くしているように思えます。
4.出願内容
・液体は水、オリーブ油、パラフィン油、及び低粘度の潤滑
油など無色、無毒、低粘度の透明または半透明のもの
・環境温度-30℃から35℃の寒帯地域では水を基本としメ
タノール、エタノール、グリコールその他不凍剤を添加
・環境温度が35℃から60℃の熱帯地域では液体は油
パッケージのラベルです。
寿命は35,000h、こちら のLDA4N-H-E17(オーム電機)と同じ
で、液冷で特に寿命が延びている事はないようです。
液体はフードクオリティ・オイル・・・食用油?
出願内容通りの構成だとすると日本は水+不凍剤な気がする
のですが熱帯地域仕様なんでしょうか?
全部寒冷地域仕様にしとけばいいのに温度で液体を使い分け
るって事は何かあるんでしょう。
流れ出ても安全とありますが掃除は大変です。
箱の底部です。
LED電球は2012年7月1日以降国内で製造された、又は海
外から輸入された製品についてPSEへの対応が義務付けら
れています。
輸入・発売元と言う事は自社で生産しておらず、しかも海外生
産された製品だと考えられます。
PSE対象を免れる為には7月1日までに国内に輸入しておかな
いと成立しません。
2012年6月29日(金)製造
その日中に空港に持ち込んで輸出手続きをしないと間に合いません
2012年6月30日(土)空港で税関
あれ?税関休み・・・臨時開庁?
そうまでして駆け込みたかったんでしょうか・・・
さて、消費電力はともかくこれ分解どうしようかなと悩んでます。
【注意】
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内容に関して一切の責任を負えませんので、当ブログを根拠とした誹謗中傷はくれぐれもお止めください。
株式会社ビートソニックのHPは こちら です。
(液体冷却式LED電球のHPは こちら です)
Liquigleds Lighting Corporation. のHPは こちら です。
特許公開番号2008-27910の内容は こちら です。
分解前の消費電力・温度測定結果は こちら です。
分解投稿は 思案中 です。
電球関連の総合リンクは こちら です。
交流専用LEDについての一考察は こちら です。
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