2013年4月6日土曜日

LamTA-BH7-N (日本タイガー電器 LED電球 LamTA ??W相当電球色)

日本タイガー電器株式会社というメーカーの製品です。

・・・聞いた事もないけど今のご時勢メーカー名が全てじゃない。






■仕様■
光束:500ルーメン
色味:電球色
命:40,000時間
電力:7.0W



社名をどう弄ってもSantasanというロゴにならないのです
が何を表しているんでしょう?



内部梱包はブリスターパックのようなプラスチックケースです。





ケース部は一体成型ではなくいくつかの部品が組み合わさっ
てるように見えます。



注:購入した個体の結果であり販売されている製品が全て同じとは限りません。
  また、内容はあくまで1消費者としての個人的見解です。
  分解は危険を伴いますのでマネをしないでください(万一分解したら絶対に使用しないで!)。
  万一事故・損害が発生しても一切の責任は負いかねます。

では早速分解スタート、まずいつのもようにカバーをグリグリ。





ケースとカバーは3ヶ所の爪+接着剤で固定されていますが、
この製品の場合は爪というにはちょっと違うかな。
被せて矢印方向に捻ると固定されます。
この構造って着脱しない場合無意味というか必然性がない・・・
わざわざこんな形にした理由があるんでしょうか?


LEDは14個、素子が2つ入っているので28素子です。





ねじ2ヶ所を外すとLED実装円板が取れました。


LED実装円板とケースの接触部にグリスなどはなく、というか・・・

設計が雑・・・

な構造、基板も内部の樹脂ケースに接着剤のようなもので固定
してあるだけのスカスカです。
他製品用のケースを流用しているのでしょうか?



LED実装円板は外周部が別構造、2ヶ所接着剤で固定してます。
グリス等は使われていません、というか外周部はプラスチック。


LED実装円板は約2mmのアルミ製です。


ケースの中、アルミの内側に白い樹脂ケースが見えますね。



ケースはアルミの外側を白で塗装しています。




接着剤を剥がすと基板が抜けました。
ソケットからの配線が長いのでいつものようにソケットをグリグ
リせずに分解できました。


基板の表面、左の黄緑で囲んだ部分はヒューズです。


ヒューズ表面のゴムカバーを外しました。



基板の裏面・・・妙にすっきりした印象ですが・・・


位置的にはLEDドライバーですがメーカー名がわかりませんでした。
NXP Semiconductors(オランダ) SSL21081


斜めにするとよくわかりますが、これどう見ても半田盛り過ぎでしょ。


特に赤丸部分は空中でブリッジするほどモリモリです。
黄色い丸の部分も溢れんばかりにモリモリ・・・実装レベルは
低いようですね。
裏面に突き出た挿入部品の足も少し長過ぎな気がします。


決定的な問題点はなく安全部品としてヒューズはあります・・・
半田盛り過ぎが気になりますが全体的に見て使えるレベルで
しょう。


ところで、この製品はこれまで分解してきた他の製品とはいろ
んな点で異なっています。
特に違うのは組立方法、ほとんどの製品は基板をケースに入
れてからソケット部分を組み立てるので基板とソケット間のリー
ドが短いです。
しかし、この製品はソケット側を先に半田付けし最期に基板へ
の接続を行っているようです(なのでリードが長い)。
さらに、基板パターンや放熱部分にも違いがあります。

ひょっとして、これを製造したメーカーは電球を作った実績がな
いかほとんど初めてではないでしょうか?
部品メーカーのリファレンス回路図を使って寄せ集めで作った
ぽい雰囲気というか臭いがします。
それが必ずしも悪いとは限りませんが・・・


分解前の消費電力・温度測定結果は こちら です。

電球関連の総合リンクは こちら です。

日本タイガー株式会社の謎 は こちら です。


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