2014年6月1日日曜日

OP-R2-13W (OptoLight 60W形電球形蛍光灯 電球色)

アメリカ仕様品シリーズ第2弾です。



メーカー名はアメリカのOptLightなんですが・・・EDISONって?

Edison Internationalという、カリフォルニア州に本拠を構える
電力会社のようです(太陽光や・風力発電もやってるみたい)。
両社の関係はよくわかりません。







■仕様■
光束:900ルーメン
色味:電球色
寿命:10,000時間
電力:13W
温度:-17℃~60℃









ん?

こんな所に不自然な膨らみがありますね。
PhilipsのEL/mdT 23W LLにも同じような膨らみがあったけど
意味があるのかなぁ?(製造上の問題だと思ってたんですが)


ケース部の表示をぐるっと見てみましょう。







注:購入した個体の結果であり販売されている製品が全て同じとは限りません。
  また、内容はあくまで1消費者としての個人的見解です。
  分解は危険を伴いますのでマネをしないでください(万一分解したら絶対に使用しないで!)。
  万一事故・損害が発生しても一切の責任は負いかねます。

では早速破壊分解スタートです、まずはソケットをグリグリ・・・


もう手馴れてるのであっさりケースを剥ぎ取りました。





では基板を90度ごとにぐるっと一周ご覧いただきましょう。


赤く囲んだ部分が蛍光管からの接続線です。


ん?

パターン上にPTC(Positive Temperature Coefficient)
表記があります。
これは温度上昇を検出する安全部品の一種なんですが、パタ
ーンだけで肝心の部品はありません。
基板を別の製品と共用しているのかコストダウンの為に部品
を取っ払ったのかわかりませんが、考え方が残念ですねぇ・・・
まぁ温度が上がりすぎたら勝手に暗くなります的な安全対策は
嫌いなので、個人的にはない方がいいと思いますけど。


赤く囲んだ部分は反対側にもあった蛍光管からの接続線です。


赤い矢印がACラインです。


電解コンデンサを倒して基板を上から見ています。
一般的な紙フェノールっぽいです。


左右に蛍光管からの接続線が各2本ありますが、よく見るとケ
ースの一部(白い横線に見えてる部分)が区切りの役目をして
います。
絶縁被覆をしてませんが構造的には対策されているようです。

電解コンデンサは片足だけ絶縁被覆されています。
他の部品とは接触し難いよう考えられてますし、設計としては
しっかりしているようです。


基板の裏側です。


矢印がACラインです。
センター付近の黄色く囲んだ部分、わかり難いですが表面か
ら挿しこんだ部品の足が長く残って折れ曲がってます。
まぁ周辺の部品に接触するほど長くないので許容範囲です。




基板の品名とか製造メーカーのロゴ?


所々半田盛り過ぎっぽい部分がありますが、まぁ許容範囲で
しょう。


蛍光管部分は片側だけ割った後に樹脂を被せたっぽいです。
でも完全封止してるわけでもなさそう。



ソケットと基板の間には抵抗が挿んであります。



安全部品が見当たりませんが、パターンに不自然な部分はな
いし実装もほぼ問題なさげです。
電解コンデンサが105℃1,000hというのはちょっと短いかも
知れませんね、高温環境下だと10,000hもたない気が・・・
とりあえず製品としては問題なく使えそうです。

が・・・

EL/mdT 23W LL同様に、この製品はアメリカ仕様品を日本に
持ってきてるだけです。
私が見落としてる可能性も否定しませんが、この製品に関して
メーカーは100Vや50Hzでの使用を保証してません。
PSEについてもそうですが、輸入販売しているショップが保証の
主体なので、何か事故が発生したとしてもメーカー保証は期待
できない可能性を考慮した方がいいかと思います。

そこらへんを考慮した上で、あとは自己責任でご判断ください。


分解前の消費電力・温度測定結果は こちら です。

電球関連の総合リンクは こちら です。


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