メーカー:日立アプライアンス株式会社
型 名:LDA9L-G
日本製を謳う日立の製品、密閉器具対応で調光は非対応です。
■仕様■
光束:640ルーメン
色味:電球色
命:40,000時間
電力:8.8W
消費電力測定でも触れましたが、管理人的には照明器具の
動作保証が35℃までというのは論外だと思っています。
パナソニックの一部製品にもありましたが、温度が上昇すると
勝手に明るさが変動するかも知れない仕様です。
チラついてもいきなり暗くなっても全部仕様で片付きそうです。
せめて具体的な条件温度を記載してもらいたいですね。
ケース部はアルミ系の金属に白い塗装なんですが、緑で囲ん
だ部分を見るとバリがかなり残っています。
橙で囲んだ部分は白い塗装が中途半端で下地が透けてます。
まぁ一言で言ってしまえば「見栄えが悪い」です
Attenntion
あくまで投稿時点における購入した個体の結果であり販売されている製品が全て同じとは
限りませんし、内容はあくまで管理人個人の見解にすぎません。
さらに、製品分解はメーカーが認めておらず保証外になる上に非常に危険ですからマネを
しないでください。
管理人は一切の責任を負いません。
では早速
LED実装円板の外周部を透明な樹脂部品で押さえ、ネジ4ヶ
所で固定しています。
カバーは赤く囲んだ透明部品の出っ張りで固定されています。
カバーのこの部分に透明部品の出っ張りを引っ掛けてます。
ネジと透明部品を外しました。
LEDは2素子×8個直列を2列並列の32素子、モジュールへ
の供給電圧は46V(実測値)でした。
ちょっとピントがボケてますが、素子が2つ見えると思います。
内部樹脂ケースが見えているのですが、出っ張りがあります。
どうもソケット側を分解してから手前に引き抜く構造のようです。
ソケットをグリグリ・・・
これで引っこ抜けます。
これが引き抜いた内部樹脂ケース、赤く囲んだのが出っ張り。
基板をレールに通して黒いシリコンゴムで固定してたようです。
基板です、電解コンデンサは白いテープの上に緑のテープが
あり、全体的にシリコンゴムが付着しています。
赤青の線がソケット、白黄がLEDなんですが配置が不自然・・・
赤青は基板の反対の端から基板を横断していますが、なぜこ
ういう設計になっているのか謎です。
邪魔なものを剥ぎ取りました。
基板の裏面です。
注意書きにあった「温度が上がると自動的に電力を抑える」と
いうのはSSL2109ATの機能で実現していると思われます。
ただ、データシートではNTCサーミスタを使ってますがソレっぽ
い部品が見当たらないなぁ。
橙で囲んだ部分は製造年月などを示すマーキングのようです。
(この基板は2013年11月生産されたと思われます)
パターンに空きが結構あるので違う製品と共用してるようです。
安全部品としてヒューズとバリスタがあります。
わざわざ反対側にACラインをもってきてるのは謎ですが、それ
以外には特に気になる点は見受けられませんでした。
実装は一部半田盛りすぎっぽい部分がありますがまぁ許容範
囲でしょう。
外見はともかく、中身は悪くなさそうです。
・消費電力が公称値と大きく異なる
・35℃保証
・勝手に明るさが変動する可能性
を許容する事ができ、ケース部が見えないような器具で使うな
ら選択肢として検討してもいいかもしれません。
分解前の消費電力・温度測定結果は こちら です。
電球関連の総合リンクは こちら です。
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